股関節の痛みについて
股関節の痛みについて

股関節は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぐ、体の中で最も大きな関節です。歩く、走る、階段を昇るといった動作のたびに、体重の数倍もの荷重を支える「軸」の役割を果たしています。
股関節の痛みは、加齢による軟骨の摩耗だけでなく、筋力の低下、体重増加、あるいはスポーツによる過度な負荷など、さまざまな要因が絡み合って起こります。
「少し休めば良くなる」と放置していると、関節への負担が蓄積し、日常生活に大きな制限がかかるリスクがあります。以下の症状に一つでも当てはまる方は、お早めに当院へご相談ください。
原因を特定し、最適な治療・管理計画を立てるために、当院では以下の疾患を考慮して診察を行います。
軟骨がすり減り、関節がスムーズに動かなくなる疾患です。進行すると骨同士がこすれ合い、強い痛みや歩行困難を招きます。
リハビリによって股関節周囲の筋力を強化し、関節への負担を分散させます。痛みをコントロールしながら、スムーズな歩行動作の獲得を目指します。
血液供給が滞り、太ももの骨の先端(骨頭)の組織が弱くなる疾患です。
定期的な画像検査で骨の状態を細かく評価し、現在の痛みの原因がどこにあるのかを見極めます。杖の活用や動作指導、負担を減らすリハビリテーションを通じて、日常生活の不自由を最小限に抑えるためのトータルケアを行います。
高齢の方が転倒した際などに、股関節近くの骨が折れてしまう骨折です。骨粗鬆症が背景にあると、軽い尻もちなどの衝撃でも発生しやすく、直後から強い痛みで歩行が困難になります。
迅速な診断を行い、手術が必要な場合は適切な医療機関へ速やかにご紹介します。当院では術後の機能回復を目指したリハビリテーションにも注力しており、早期の生活復帰をサポートします。
サッカーなどの競技者に多い、足の付け根(鼠径部)の痛みです。体幹と股関節の柔軟性や筋力バランスの崩れが主な原因です。
痛みを取り除くだけでなく、競技復帰に向けた動作解析やトレーニング指導を行い、再発しにくい体づくりを理学療法士がサポートします。
主に3〜10歳のお子様が、突然脚を痛がったり引きずったりする疾患です。
多くは数日〜1週間程度の安静で自然に回復しますが、他の重篤な疾患との鑑別が重要です。お子様の健やかな成長を守るため、専門医が慎重に診断いたします。
股関節の痛みは、原因が「骨」にあるのか、あるいは「筋肉・腱」などの軟部組織にあるのかを切り分けることが重要です。
身体診察
痛みが出る角度、可動域、筋力の左右差を丁寧に評価します。
レントゲン検査
骨の形状、関節の隙間の減少、骨折の有無を確認する基本の検査です。
高度な画像診断
軟骨や腱の微細な損傷、あるいは初期の壊死が疑われる場合は、近隣の提携医療機関にてMRI検査を行っていただき、その結果をもとに詳細な治療方針を決定します。
当院では、患者様が「今、何に困っているか」を最優先に考えます。
運動療法(リハビリ)
理学療法士が、股関節を支える筋肉(殿筋群など)を効果的に刺激し、関節へのストレスを最小限に抑える体の使い方を指導します。
物理療法・薬物療法
温熱療法や電気治療、必要に応じた投薬・注射により、炎症と痛みを適切にコントロールします。
セルフケアの指導
股関節の柔軟性を保つストレッチや、日常生活での注意点をアドバイスし、患者様ご自身で関節を労わる習慣づくりをお手伝いします。
適切な診断とリハビリにより、股関節の悩みは改善できる可能性があります。まずはお気軽に当院までご相談ください。
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